【おすすめ小説】逆ソクラテス
こんにちは。
あざらし夫婦の妻 あざみです(*‘ω‘ *)
今日は、一日家で読書タイムでした。
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面白くて一気に読んでしまいました。
伊坂幸太郎さんの本は読後感が良くて、好きな作品が多いのですが、今回の作品も良かったです。
まず、本の表紙のjunaidaさんのイラストが目を引きます。
junaidaさんが描いた絵本を2冊持っているのですが、このイラストもかわいいですね(*^^*)
この記事でjunaidaさんの絵本を紹介しています。
本編は、5つの短編になっていて、それぞれ小学生が主人公のお話です。
大人になってからの視点もあります。
共通の登場人物が出てくる話があるので、名前が出てこないけれど、この人はこの人かな?と推理しながら読めるのも面白いです。
偏見、差別、いじめ、意図的に誰かを傷つけようとする悪意・・・
大人でさえその悪意たちからは逃れられず、むしろ大人が子供に押し付けていることすら多いのかもしれないと気付く。
そういったものに、子供達は子供達なりに考えて、あれやこれやと奮闘します。
こんな時、どうやって立ち向かっていったらいいのか。
私が、この本の中で、一番印象に残ったのがこの言葉。
「威張ってるやつは最後は負ける」
引用:逆ソクラテス スロウではない
誰もいつまでも威張っていることなんてできない。
ある日、いとも簡単に立場はひっくり返されて、自分に跳ね返ってくるときがくるかもしれない。
それはいじめ然り、それ以外のことにも通ずることだなと思った。